約 2,249,663 件
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/154.html
物語を語る前に、まず彼の生い立ちから説明を始めよう。 彼は孤高の存在だった。彼には不思議な能力があり、彼は何時も時間を持て余していた どんな獲物も彼にとっては鈍間な餌にすぎず、物心つく頃には既に親をその能力で殺し食べた。 故に彼にとっては同属も餌でしかない ともかく、彼の棲んでいた世界は、彼にとってあまりにも狭く、陳腐で退屈な日常に辟易していた。 より広い外界に出ても、彼の目に映るのは愚鈍な餌ばかり、彼は幻滅した。 そんな折に、とある館を見付けた時。 奇妙な感覚が彼を襲った。何かが自分を招いてるような奇天烈極まりない感覚 興味本位で窓から侵入した時――――何時の間にか目の前に男が立っているのに気付いた その男から強烈に発せられる威圧感。 生まれて初めて感じる恐怖と言う名の感情。 時が止まったかのような中で彼は死を確信した。 男は、そんな彼を見ながらこう言った・・・優しく子供に言い聞かせるように 「何も恐れることは無いんだよ、友達になろうじゃないか」 生まれて初めて「自分以上」の存在を認めた彼は、男に仕える事となった。 彼に与えられた役は門番、務めは館を探る者や許可無く立ち入る者の完全殺害! 彼は主の為にひたすら侵入者を殺し続けた、何も知らぬ老人や子供であろうとも情け容赦無しにッ!。 殺戮と殺戮と殺戮を続けていたそんなある日、彼は侵入者に『殺された』。 畜生働きをし続けた外道に相応しい最後――― だが・・・・・・どんな運命によるものなのか、彼の物語は未だ終ってはいなかったッ! 舞台は絵に描いたような青空と野原! 小鳥の声と小川のせせらぎが織り成すハーモニー! 絶好の昼寝日和と言えるだろう!・・・・・・だが! ドッグォォォォォォォォォォン!! これまた絵に描いたようなドデカイ爆発が起こった! 「兄貴ィ、あれって悪の怪人が自爆する時の爆発と似てないかなぁ?」 と、誰かに何故か聞きたくなる程に!それはもう凄い爆発であったッ! 辺りに立ち込める煙、煙、煙 その爆発を起こしたルイズは、咳き込みながら爆発源を見つめていた 彼女が(またなの?・・・・・・また失敗なの!?)、と思ってるかどうかは定かではないが ルイズの周りを取り囲む面子はそんなルイズを冷めた目で見ている 「ほら、どうせ爆発するんだからやったって意味無いってのにさぁ」 「毎回毎回爆発で済ますのもイイカゲンにしてもらいたいよ」 彼等も最初の頃はルイズの失敗に笑っていた。 しかし、終わりの無いのが終わり、のように魔法を使う→爆発。が常識となってては笑えない 幾ら努力をしても進歩の無い駄メイジ『ゼロのルイズ』 彼女を見るクラスメイト達の爆笑が苦笑に変わり、苦笑が冷笑に変わるのにそれ程時間は掛からなかった ルイズは蔑みの目を全身に感じながら、それに対抗する様に――見ようによっては自分に言い聞かせるように声を張り上げる 「見てなさいアンタ達!この煙が晴れたら私のビックでグレートな使い魔が出てくるんだからね!」 流れそうになる涙を気合と根性とその他諸々で押し留めながら虚勢を張るのがルイズの生き方 ・・・・・・しかし、ルイズの心境はそれとは真逆「使い魔!出てくるのを祈らずにはいられないッ!」ってやつだ そして煙がおさまったあと、そこに見えてきたものは―――――― 煙が晴れた先に―――鳥が倒れている。 一瞬、其処ら辺を飛んでいる鳥が爆発で落っこちたのかと錯覚したがそんな事は無い 『ルイズがサモン・サーヴァントを成功させた』 その事実に周りのクラスメイトが騒然となる 「ルイズがサモン・サーヴァントを成功させたァ!?」 「あのゼロのルイズでもやる時はやるもんだな」 「何か悪い事が起きるんじゃないでしょうね・・・・・・」 「シュール」 普段のルイズなら怒りに震えるであろう。だが、今のルイズの耳には届かない (うふ、うふふふふふふふ) 最高にハイ!な笑顔でをしながら全速力でルイズは倒れている鳥に近づいた 鳥をよく見てみる、種類は隼だろうか。何故か変な兜とスカーフを付けているが、最高にハイ!なルイズの目にはクールでファンキーなアクセサリーとして映っている だが、ルイズが近寄ってもその隼は動かない。動こうとしない。 幸せの絶頂に浸っていたルイズはすわと不安になった・・・・・・もしかして自分は死体を召喚したのではないだろうか? 慌てて隼の体に触って生存を確かめて見る。 (暖かい。息もしてるし気絶してるだけのようね) ならば問題無い、善は急げと言うし、儀式を始めよう 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」 ルイズは屈んで、人間の口に当たる部分である隼の嘴に己の口を重ねた 私の意識は闇に包まれていた。子守唄のような声が繰り返し頭に響く。 (命令を遂行しなければならない)(何の?) (守らなければならない)(何を?) (■さなければならない)(何を?) (やらなければ)(何を?) (遂行しろ)(何を?)(守れ)(何を?)(■せ)(何を?)(やれ)(何を?) 突然、左翼に焼き鏝を押されたような熱が生まれた 「キョオオ―――z______ン!!!」 頭と肉体がコンマ数秒で覚醒!翼を振るわせて上昇する! そこで気が付いた、敵に吹き飛ばされたはずの右翼が直って・・敵?吹き飛ばされた? (敵とは?)(何故吹き飛ばれたと思った?) 目の前には何故か尻餅を突いている私のマスターの・・・・・・マスター? (こいつは違う)(何が?)(私の主人は・・・・・・)(何が?) 意識の一部に靄が掛かって、大事な部分が別の何かに改竄されているような、形容できない奇妙な感覚 羽ばたきながら私は首を傾げた 「キョオオ―――z______ン!!!」 「ひゃっ!?」 ビックリして尻餅を突いてしまった。いきなり目の前で大声を出されたら誰だって驚くだろうからこれは当然の行動に違いないうん 「・・・・・・終わりました」 埃を払いながら立ちあがり、教師に儀式が終わった事を伝える。ちょっと恥ずかしい 「全員終わりましたね。では皆さん学院内に戻ってください。」 そう言ってコルベール先生は宙に浮く。他の面子も宙に浮いて戻って行った。 私もフライを使おうとしたが――― ドン! やっぱりと言うか何と言うか爆発が起こった。成功すると思ったのになぁ、ちょっと落ち込む 「来なさい」 呆けたような顔をしている使い魔に告げる そしたらドギュュゥゥゥン!なんて音を経てそうな勢いで私の肩に飛んで来・・・結構怖いわね そこで、使い魔のスカーフに文字が書いてあるのが分かった (ペットショップ、使い魔の名前かしら?) 読み終わってから気付いた。スカーフに書かれている文字はゲルマニア語とは全く違う。 (何で私この文字を読めたのかしら?まっ、どうでもいっか) 寮に帰っていくルイズと使い魔『ペットショップ』 ――――幸福と栄光の象徴を手に入れたルイズはどんな運命に導かれるのだろうか?
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/353.html
ゼロの使い魔への道-1 『ギーシュ危機一髪 その1』 『ギーシュ危機一髪 その2』 『ギーシュ危機一髪 その3』 『キュルケ怒りの鉄拳 その1』 『キュルケ怒りの鉄拳 その2』 『キュルケ怒りの鉄拳 その3』 『燃えよドラゴンズ・ドリーム その1』 『燃えよドラゴンズ・ドリーム その2』
https://w.atwiki.jp/roborowa/pages/59.html
【名前】……ゼロ 【作品名】……ロックマンX 【年齢】……推定年齢16歳~17歳らしい。 【性別】……男 【外見】……赤いアーマーをまとっている人間に近いフォルム。ちなみに金髪。 【スペック】……X同様頑丈。数々の修羅場を潜ってきていて指揮力もある。特A級ハンタークラス。 また、剣戟戦に強いが実はバスターによる射撃も十分得意。 【性格】……冷徹で情に流されないが、友人は大事にするタイプ。恋愛には疎い。 【武装】……エックスと同じくバスターを装備していたが動力炉の傷の後遺症で現在はオミットされている。 【特殊能力】……ダッシュ。地上を高速移動する。 三角蹴り。壁などを蹴って上ることができる。 ※龍炎刃(りゅうえんじん)炎をまとったセイバーで斬りつける技。 ※氷烈斬(ひょうれつざん)地面に向かって氷の刃となったセイバーを突き下ろす。 ※雷神撃(らいじんげき)電撃をまとったセイバーで前方を突く。リーチが長く攻撃時間も長いが、比較的隙も多い技。 疾風牙(しっぷうが)ダッシュ中に勢いよく横薙ぎを放つ。 空円舞(くうえんぶ) 空中でさらに飛び上がる2段ジャンプをする。 空円斬(くうえんざん) ジャンプ攻撃が空中で1回転して斬りつけるようになる。 飛燕脚(ひえんきゃく)エアダッシュ移動が可能になる、移動専用の技。Xと違ってフットパーツが不要。 落鳳破(らくほうは)拳にエネルギーを溜めて地面を殴り、それによって拡散したエネルギー波をクジャクの羽を思わせるように全方位にまき散らす技。 エネルギー消費が著しい。 ※天空覇(てんくうは)セイバーの性能を高め、一部のエネルギー弾なども切り払えるようになる。 ※の技はゼットセイバー・カーネルセイバー以外でも使えるかは不明。 【備考】……ネタバレは避けるが、その製作者の関係からエックスやロックマンとは浅からず因縁がある。 かつてハンター時代のシグマを破壊一歩手前まで追い込んだことがあるが、その後のシグマの暴走との関係は不明。 また、ブラックゼロという別カラー形態が存在するがその詳細も不明である。謎多きレプリロイド。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/973.html
「何考えてんのよ、あいつは!」 ルイズが廊下を走っている。 「私が…ご主人様が心配してあげてるっていうのに…」 いくら腕力が強かろうと、ギーシュの操るゴーレムの前ではひとたまりも無いだろう。 「何のために剣を買ったと思ってるのよ!」 剣を使えば勝てないまでも、一矢報いることが出来るかもしれない。 そうしたらあの使い魔も、臆病者と呼ばれる心配もなくなり、素直に謝るだろう。 「ボロ剣!あんたの出番よ!!」 勢いよく自分の部屋の扉を開けて、デルフリンガーが置いてある場所に向かって叫ぶ。 「あ~ん?出番…いいよ、相棒には俺なんていらねーんだ。もう実家に帰る!」 しかしデルフリンガーはすっかり駄目になっていた。 「実家ってどこよ!?」 「武器屋。だいたい俺が必要な相手ってなんだ?ドラゴンの大群でも湧いたか?」 「なに大口叩いてんのよ!貴族よ、貴族!ドットだけど平民が素手で、 あんたがいても無理だと思うけど…とにかく勝てるわけ無いでしょ!」 「じゃ俺帰るわ」 「どうやってよ!?そうじゃなくて!あーもうこのボロ剣、とにかく行くわよ!」 デルフリンガーを掴んで走り出す。 「あいつ、私が行く前にやられたら承知しないんだから…」 「今日はどんな風にミス・ロングビルとスキンシップをとろうかのう…」 学院長室にて、オールド・オスマンはこれからやってくる秘書に、 いかにセクハラするかを考えていた。老いて益々盛んなスケベジジイである。 「やはりここはオーソドックスにモートソグニルに覗かせるべきか、 ボケたフリをして尻をさわるべきか、悩むのう…そうじゃ! 胸を揉まねば治らない発作というのはどうか!? しかし流石に胸はまずいかのう、本気で殺されるかもしれん…尻でさえあれじゃから」 今朝、尻を触ったら『こいつはメチャ許せんよなあああああ!』とバックブリーカーを 決められた時の事を思い出していると、ノックの音が聞こえた。 「む、誰じゃ?」 「オールド・オスマン、私です!」 「ふむ、入ってきたまえ」 立てかけてあった杖を振って扉を開けると、秘書のミス・ロングビルがそこにいた。 「ヴェストリ広場で、決闘をしようとしている生徒達がいます! 何人かの教師が止めようとしましたが、生徒達に邪魔されて、止められないようで…」 「なんじゃ、それぐらいの事で騒々しい…で、その暇な貴族は誰と誰なんじゃ?」 「一人は貴族なのですが…その、もう一人はイクロー君… いえ、ミス・ヴァリエールの使い魔の平民です」 「なんと、あの少年か!相手の貴族は?」 「ギーシュ・ド・グラモンです。教師達は、決闘を止めるために『眠りの鐘』の 使用許可を求めおりますが…」 「ふむ…」 鬚をいじりながらしばし黙孝した後、オスマン氏は口を開いた。 「たかが子供のケンカを止めるのに、秘宝を使うわけにはいかん、放っておきなさい」 「はい…」 不満そうなミス・ロングビルに、オスマン氏は続ける。 「…と、言いたいところじゃが。ミス・ロングビル、君が止めてきなさい。 なに、少々手荒な事をしてもかまわん。ワシが許可する」 「は、はい!」 その言葉を受け、急いで部屋を出ようとすると、一人の教師がドアの外に立っていた。 「おや、これはミス・ロングビル。どうかしたのですか?」 「すいません、急いでいるもので…」 入れ替わりで、太陽拳ができそうな教師が部屋に入ってくる。 「何かあったのですか?」 「いや、グラモンの馬鹿息子が平民と決闘をするとかいう話でな。 ミス・ロングビルに止めに言ってもらったのじゃよ、ミスタ…コルレル?」 「コルベールです!しかし、彼女に止められるなら、他の教師達が止めているのでは?」 チッチッチッ、と指を左右に振ってオスマン氏が答える。 「相手の平民なんじゃがな…ありゃミス・ロングビル、たぶん惚れとるな」 「なななな何ですと!?」 実はコルベールは影ながらミス・ロングビルを狙っていたのだ。 「ま、実際は惚れとるとまでいかんじゃろうが、きっかけがあればすぐじゃ」 うんうんと一人で納得するオスマン氏。 「そこでじゃ!そのきっかけを与えてやったというわけじゃ」 「というと?」 「察しが悪いのう、ミスタ・ブリトヴァ」 「コルベールです…」 「良いか?はっきり言ってただの平民では、すぐにやられてしまうじゃろう… ミス・ロングビルが駆けつけるころには、少年はボロボロになっておる。 彼女は間に合わなかった事を悔やんで、せめて少年を看病しようとする 保健室で若い男女が二人きり…これはもう何か起こることは間違いない!」 「そ、そうでしょうか?」 「わかっとらんのう…一人はやりたい盛りの年頃、一人は婚期を逃した女ざかり。 これで何かおこらんはずがあるまい!というかワシなら無理にでもおこすね! 少年は真面目そうじゃったから、責任を取ってミス・ロングビルとゴールイン! ミス・ロングビルはきっかけを作ったワシに感謝!きっと尻を触っても許してくれる! あるいは胸もOKになるかもしれん!いや、なるに違いない!」 「おい、ジジイ」 そのころミス・ロングビルこと、土くれのフーケは 「ふふふ、ボロボロになった坊やを看病することによって、アタシへの高感度はアップ! 東方の情報や、ラ・ヴァリエール家の情報をゲット!夢がひろがるねぇ!」 あんまりオールド・オスマンと変わらない事を考えていた。 「ところで何しに来たんじゃ、ミスタ・ガブル?」 「コルベールです!ってそうでした、大変な事がわかりました!」 先程の冷めた態度とはうってかわって、コルベールが興奮した様子で告げる! 「あのミス・ヴァリエールの呼び出した少年なんですが、 変わったルーンだったので調べてみたら…これを見てください!」 コルベールが机の上に、ルーン文字のスケッチと、古びた本を置く。 「『実践!ブリミル式毛根復活法 私はこれでフサフサに!』もう手遅れじゃと思うがのう…」 「それは部屋に置いてあるはず!?」 「嘘だよお~~ん!冗談じゃ、冗談ッ! しっかしそんな本、本当にあるんじゃな。適当に言ってみただけなんじゃが」 キレそうになるのを必死で抑えて、コルベールが本を開けて話を続けようとする。 「…見てください、彼のルーンは始祖ブリミルの使い魔『ガンダールヴ』に 刻まれていた物とまったく同じだったのです! つまりあの少年は…伝説の『ガンダールヴ』になったんですよ!」 机を叩いて、オスマン氏に詰め寄る。 「落ち着かんかい、ミスタ・ラスヴェート。あと顔が近い。 ルーンが同じじゃからといって、そうと決まったわけではないじゃろう」 「コルベールです!まあ、それはそうですが…」 「しかし、それはちょうど良いかもしれんな」 「は?」 オスマン氏が壁に掛かった大きな鏡に向かって杖を振ると、ヴェストリ広場の様子が 映し出された。コルベールが、人だかりの中心にいる2人の少年の片方に目を奪われる。 「彼は!?」 「そうじゃ、先程の話の平民じゃよ」 はっ、となってオスマン氏を見るコルベール。 「もし少年が『ガンダールヴ』なら、これではっきりするはずじゃ…」 「諸君!決闘だ!」 ヴェストリ広場の中心でギーシュが薔薇の造花を掲げた後、育郎にそれを向けた。 「とりあえず、逃げずに来た事は、褒めてやろうじゃないか」 隣ではモンモランシーが『あ~~~ん…頼もしいわ!アタシのブルりん!』という目で ギーシュを見つめている。 「モンモランシー、この勝利を君に捧げよう」 薔薇を口にくわえ、優雅に礼をするギーシュをさらに熱っぽい目で見るモンモランシー。 ギーシュは、思わずこの状況を作り出した育郎に感謝したくなってくるが、 もちろんそんな態度はおくびにも出さない。 「………」 対する育郎は、ギーシュとは対照的にその心は沈んでいる。 彼自身、本来争を好まない性格という事もあるのだが、ここ数日で魔法にいくらか 触れてきたとはいえ、さすがに戦いに使う魔法など見たことがないのだ。 危険な状態になれば、取り返しがつかなくなるかもしれない。 しかしそれでも、震えるシエスタの姿を、そして自分の事を『ゼロ』と言った時の ルイズの悲しそうな顔を思い出すと、決闘をやめる気にはなれなかった。 「では始めようか…ワルキューレ!!」 ギーシュが叫んで薔薇を振ると、花びらが一枚宙に舞い、それが全身金属でできた、 戦乙女の姿に変化した。 「僕の二つ名は『青銅』。青銅のギーシュ! 従って青銅のゴーレム、ワルキューレがお相手するよ。行け!僕の美しき戦乙女よ!」 ワルキューレが育郎に向かって走り出し、その青銅の拳を突き出す。 しかしその拳の先には育郎はいない、軽く体を捻ってかわしている。 ワルキューレは次々と拳を繰り出すが、その全てが空を切った。 自分に向かって放たれた銃弾すら知覚できる今の育郎にとって、ワルキューレの拳は 止まっているに等しい。 「なかなかやるじゃないか、あの平民」 「ギーシュが遊んでるだけだろ。おいギーシュ、そろそろ本気を出せよ!」 「はっはっはっ、まかせたまえ!」 周りの生徒の声に答え、ギーシュは薔薇を振ってさらに3体のワルキューレを生み出し、 育郎を襲わせる。 ひょっとしてこれはまずいんじゃないか? ギーシュは少しだけ焦っていた。 4体に増えてもワルキューレ攻撃はさっぱり当たらないのだ。 モンモランシーの方を見ると『何やってんの?』という顔でこちらを見ている。 勿論自分が負けるわけは無いのだが、そもそもモンモランシーは野蛮な事は 嫌いなのである、長々と戦いを見せても喜ばれる事は無い。 逆に考えるんだ、避けられると言うのなら… 「…避けられない攻撃をすれば良い!来いワルキューレ!!」 育郎から離れ、ギーシュの傍に移動したワルキューレ達が横一列に並んでいく。 「突撃だ!!」 その声と共に4体のワルキューレ全てが、一斉に育郎に向かって突進する。 これなら例え避けようとしても、全てのワルキューレを避けた方向に動かせば、 完全に避けられる事は無いだろう。 対して育郎は、なんと突進するワルキューレに向かって走り出した。 「ふっ、恐怖のあまりおかしく…ってワルキューレを踏み台にしたぁ!?」 確かに横方向には対応できただろうが、縦の方向は想定していなかった。 もっとも、突進するワルキューレに向かって飛び上がり、その頭を踏み台にする という事を、想像出来る物はこの場にはいなかっただろうが。 一呼吸の後、ギーシュの後ろに育郎が降り立つ。 そしてその瞬間、ギーシュの背筋に冷たいものが走った。 「うわわわわわ!!」 ギーシュ・ド・グラモンの中に眠る軍人の血が、あるいは生物の純粋な本能が、 自分の後ろのいる生き物が、尋常な代物で無いと激しく警告する。 「わ、ワルキューレ!」 振り向きながら薔薇を振り、さらに2体のワルキューレを、今度は素手ではなく、 槍を持たせた状態で練成し、攻撃の指令を与える。 しかし、その槍は受け止められた。 並みの人間よりは強い力を持つはずのワルキューレが、特別に体格がいいわけでもない 育郎に、それぞれ片手で攻撃を止められている様は異様であった。 この瞬間、彼は自分が相手にしているのは、人間であるという認識は吹き飛んだ。 育郎はこのまま、手に持った槍を投げ飛ばし、ギーシュの杖を奪えば終わりと考えた。 この数日の出来事で、魔法を使うのには杖が必要だという事はわかっている。 これで終わり、そう安堵していた。 しかしそれは油断だった。 ギーシュにとっての幸運は、それほど強力なメイジではないという事だった。 故に育郎はその力を使う必要は無いと判断した。 ギーシュにとって不幸は、それでも彼はメイジであり、簡単に人を殺せる力を 持っているという事だった。 「ぐぅ…ッ!?」 育郎の腹部から槍が突き出ていた。 彼の背後にはその槍の持ち主、ギーシュが作り出せる最後のワルキューレが佇んでいる。 育郎がギーシュの杖、薔薇を奪おうと手を伸ばすと、ギーシュはその手を払うように 杖を振った。もっともそれは、育郎にはそう見えたというだけであって、 実はワルキューレを作り出す為の行動だったのだ。 それが分からなかった育郎は、背後に現れたワルキューレに気付かず、その攻撃を まともに受ける事となった。 「ああ……」 呆然とするギーシュ。 いくら相手が平民でも、ここまでする気など無かった。 しかしあの瞬間、己の体を駆けずり回った恐怖が、彼を過剰な行動に移らせた。 「ギーシュ!後ろから攻撃するなんて卑怯だぞ!」 「平民相手に情けないぞ!」 周りの声でなんとか冷静になっていくギーシュ。 モンモランシーを見ると、口を押さえて真っ青になっている。 「そんな!?」 ルイズが広場にたどり着き、人ごみを掻き分けて見た物は、自身の使い魔が 槍に貫かれている姿だった。 こんな事なら剣なんてとりにいかなければ良かった 何としてでもあの時止めるべきだったのだ これは自分のせいなんだ… 涙で視界がぼやけてくる。 やっぱり自分はゼロなんだ 使い魔も止められない、おちこぼれのメイジ あの傷じゃ死んでしまうかもしれない 自分がゼロだからあの使い魔、イクローが死んでしまう… 「泣くな娘っ子、相棒なら大丈夫だ」 手の中のデルフリンガーが、ルイズに声をかける。 「何が…何が大丈夫なのよ…あいつが、イクローが…私がゼロのせいで…」 「しゃーねーな……相棒を見てみな」 「………え?」 『変化』がおきていた 「なななななな何だこれは!?」 ギーシュの目の前で信じられない光景が展開されていた。 育郎を貫いている槍が、ひとりでに押し出されたのだ。 『「寄生虫バオー」の麻酔作用開始! 育郎の肉体を槍が貫いた瞬間、体内の「寄生虫バオー」は育郎の精神を麻酔し、 彼の肉体を完全に支配した!』 渇いた音を立てて槍が地面に落ち、その傷が見る見るうちに塞がっていく。 『「寄生虫バオー」の分泌液は血管をつたって細胞組織を変化させ……… 皮膚を特殊なプロテクターに変える!』 育郎の肌の色が変わっていき、顔にひび割れが入り、髪が伸びていく。 蒼い、その肉体は人間にはありえない質感と色をしていた。 『筋肉・骨格・腱に強力なパワーをあたえるッ!』 そこに立っていたのは人間ではなかった 金色の目と蒼い肌、蒼い髪を持つ異形が唸り声を上げたッ! こ れ が ッ ! こ れ が ッ !! バルバルバルバルバル!!! こ れ が 『 バ オ ー 』 だ ッ ! そいつに触れることは死を意味するッ! アームド・フェノメノン 武 装 現 象 ッ ! ウォォォォォォォォォオオオオオオオム!!!!
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/2210.html
「完成、オーブロッカー!」 【名前】 オーブロッカー 【読み方】 おーぶろっかー 【登場作品】 超力戦隊オーレンジャー 【初登場話】 第34話「皇帝最後の挑戦」 【分類】 巨大ロボ 【合体コード】 「超重合体」 【出力】 3500万馬力 【構成マシン】 レッドブロッカーグリーンブロッカーブルーブロッカーイエローブロッカーピンクブロッカー 【武器】 ツインブロッケンソード 【必殺技】 ツインブロッケンクラッシュ など 【詳細】 5機のブロッカーロボが合体した巨大ロボ。 イオンエンジンと超力システムを組み合わせたメガイオノエンジンを搭載、9000mのジャンプ力を誇る。 更にAIが搭載され、操縦者のオーレンジャーと「一心同体」することで最大限のパワーを発揮できる。 オーレンジャーロボよりもコクピットが少し広く、 スーパー戦隊シリーズにおいて、初の左右対称での5機合体のロボとなる。 合体はそれぞれのブロッカーロボが担当する部位に変形、分離し、それが順番に落下し積み重なるようにして合体していく。 必殺技は「ツインブロッケンクラッシュ」。 【余談】 『ホビーアーカイブ Vol.1』のスーパー戦隊ロボトイヒストリーによれば、「当初は1号ロボの予定だったが、諸般の都合で急遽別のデザインになり、デザインが遅れた影響で1号ロボのオーレンジャーロボは遅めの登場になった」らしい。
https://w.atwiki.jp/disneytmtm/pages/75.html
ゼロ 初期スコア 100スキル発動ツム数 約12ツムスコアのあがり幅 5入手方法 プレミアムBOX ゼロが少しの間姿を消すよ! 効果時間 4秒 効果時間 5.8秒 しばらくのあいだゼロが消える
https://w.atwiki.jp/xsettei/pages/15.html
ゼロに関する設定の情報を載せてください。 説明書においての紹介 エックスと同じ第17部隊に所属する特A級のハンター。 悪に対する強烈な憎しみを持ち、イレギュラーに対しては情け容赦なく、任務は冷静か迅速に行う。 エックスの隠された能力に気がついている数少ない存在であり、エックスに関心を抱き見守っている。 他のハンターたちとはうまくいかないエックスにとっては、ただ1人、尊敬でき、心の許すことのできる相手である。 人間に対し反乱を起こしたシグマはもはやただのイレギュラーであり、ハンターとして彼を破壊・処理するため、 共にシグマの軍団と戦おうとエックスに呼びかける。 出典 SFC「ロックマンX」取扱説明書 もと、エックスと同じ第17部隊に所属していた特A級のハンター。 エックスの良き理解者であり、無二の親友だった。 シグマの反乱で、エックスを助けるために自爆攻撃をおこない、大破した。 奇跡的に頭脳チップは無傷であったため、現在チップはイレギュラーハンター基地に保管されている。 しかしボディの修復は、なぜかケイン博士でも不可能なのだそうだ。 出典 SFC「ロックマンX2」取扱説明書 エックスの良き理解者、親友、そしてライバルでもある特A級のイレギュラーハンター。 かつてシグマとの戦いで自爆攻撃を行い大破するが、その後は奇跡的な復活を遂げ、 現在は第0特殊部隊の隊長としてエックスと共に活躍している。 出典 PS「ロックマンX3」取扱説明書 エックスの理解者であり、親友でもある特A級の凄腕ハンター。 第0特殊部隊の隊長をつとめる彼は、常に冷静で、ためらうことなく任務を遂行する。 出典 PS「ロックマンX4」取扱説明書 特A級の凄腕ハンター。第0特殊部隊隊長。 エックスとは対称に、常に冷静でためらいなく任務を遂行する。 出典 PS「ロックマンX5」取扱説明書 特A級の凄腕ハンター。元第0特殊部隊隊長。 3週間前のコロニー落下を防いだ英雄。 シグマとの戦いの後、消息がわからなくなっている。 出典 PS「ロックマンX6」取扱説明書 特A級の凄腕ハンター。もと第0特殊部隊隊長。 エックスとともに幾多の事件を解決してきた。 エックスの復活を信じ、一人でハンターを続けている。 出典 PS2「ロックマンX7」取扱説明書 元第0特殊部隊隊長。 エックスとともに幾多の事件を解決してきた特A級の凄腕ハンター。 どんなミッションも冷静にこなすクールな性格。 出典 PS2「ロックマンX8」取扱説明書 S級の凄腕ハンター。元第0特殊部隊隊長。 ものごとをドライにとらえるクールな性格。 エックス、シャドウと共にギガンティスに赴く。 強力無比なゼットセイバーで、すべてを両断する。 出典 PS2「ロックマンX コマンドミッション」取扱説明書 エックスと同じ第17部隊に所属するレプリロイド。 エックスの隠された能力に気づいている、数少ない存在。 彼のこなすミッションは迅速かつ的確。頭のキレもシグマに次いで優秀な特A級のハンター。 それだけにB級ハンターであるエックスを常に気にかけているのを周りからは不思議がられている。 他のハンターとうまくいっていないエックスにとっては、ただ1人尊敬でき、 心を許すことのできる相手である。 出典 PSP「イレギュラーハンターX」取扱説明書 ハンターランク X1等では特A級、コマンドミッションではS級だが、X8でまた特A級に戻っている。 出典 ゲーム内の台詞や取扱説明書等 関連書籍等で確認できる設定 エックスと同じ第17部隊に所属する特A級のハンター。 悪に対する強烈な憎しみを持ち、イレギュラーに対しては情容赦無く、任務は冷静か迅速に行う。 エックスの隠された能力に気がついている数少ない存在であり、エックスに関心を抱き見守っている。 他のハンターたちとはうまくいかないエックスにとっては、ただ1人、尊敬でき、心の許すことのできる相手である。 人間に対し反乱を起こしたシグマはもはやただのイレギュラーであり、ハンターとして彼を破壊・処理するため、 共にシグマの軍団と戦おうとエックスに呼びかける。 出典 クラブ☆カプコン1994年春号 エックスと同じ部隊に所属する、特A級のハンター。 エックスに関心を抱いており、共にシグマの軍団と戦おうとエックスに呼びかける。 出典 カプコンサウンドシリーズ「ロックマンX アルフライラ with 大坪稔明」ブックレット ZEROのボディと性能の秘密 『ロックマンX』で自爆したZEROは、『X2』でサーゲスの手によって復活する。 (肩のあたりのデザインが変わっているのはそのためだ。) 動力源はXと同じ太陽エネルギー、ボディ材質はチタニウムZ合金で、 ゼットブレイン(頭部レンズ)、ゼットハート(胸部レンズ)という未知の力を秘めた独自の機構を有している。 出典 コミックボンボンスペシャル116「ロックマンX4最強大図鑑」講談社 ゼロの過去には一体どんな秘密が眠っているのか? 過去の記憶をほとんど失っているゼロ。 しかし、ときにDr.ワイリーに似た人物を夢で見るようだ。 また、ゼロの体内には、生まれながらにしてΣウイルスが組み込まれているという。 はたして、誰と戦うために彼は造られたのか? 決して正義のためとは思えないのだが・・・・・・。 出典 「ロックマン パーフェクトメモリーズ」双葉社 シグマウイルスとの関係 感染したレプリロイドをイレギュラーに変えるシグマウイルス。 しかし、あらゆるレプリロイドのうち、ゼロだけはシグマウイルスでダメージを受けないばかりか、さらにパワーが上がっているという報告がコロニー落下事件の際になされている。 これはゼロとシグマウイルスの間に通常以上の何か密接なつながりがあることを示している。 もしかすると、ゼロを作った人物とシグマウイルスを作った人物は、同じなのかもしれない・・・・・・。 出典 「ロックマンX大全書」双葉社 未確認の情報
https://w.atwiki.jp/ao_psp/pages/116.html
ミシュラムでの休息(午後)水着切り裂き事件の調査(隠し) みーしぇの挑戦(隠し) コメント ミシュラムでの休息(午後) インターミッションは1日のみで、隠しクエスト2件。 水着切り裂き事件の調査(隠し) 取得DP:5(+1) 期間:インターミッション・キーア発見後~テーマパークに入るまで キーア同行時にレイクビーチの受付に入り、奥に進むと発生。 水着切り裂き事件の犯人は? 全く別の誰か(DP+1) 囮役のメンバーを、エリィ・ティオ・ノエルの3人から選択。 選択したキャラの絆ポイントを獲得。 囮役のキャラとイベントが進行し、ロイド1人で戦闘。 1戦目:アオペングー 水属性アーツのハイドロカノンを使用するが、単体なのでどうとでもできる。 次の戦闘での手間を省くためにも、この戦闘中に解析しておきたい。 戦闘後にイベント、ロイド・囮役のメンバー・NPCキーアで2戦目。 2戦目:アオペングー、アカペングー、キペングー、ミドリペングー、モモペングー、シロペングー 各種状態異常に注意(混乱・一撃での戦闘不能) ペングーは色違いで別の魔獣扱いなので、戦闘手帳を埋めたいなら、全員にアナライザー等をする必要あり。 戦闘を楽にするならノエルのクラフトで纏めて敵を眠らせると良い。 エリィならアーツのローレライ(風8+水2+幻2:全体に睡眠)、ティオならツァイト召喚を使用すると楽になるだろうか。 キーアは声援でこちらの強化(単体STR/SPDアップ)と敵全体のSTRダウンをしてくれる。 キーアはLv8でHPも低いので、敵を近づかせないこと。 戦闘後、イベントが発生してクエストクリア。 + ◆戦闘手帳 ミシュラム・ワンダーランド ◆戦闘手帳 ミシュラム・ワンダーランド 名前 備考 アカペングー アオペングー ハイドロカノンを使用 キペングー 範囲にDEFダウン モモペングー 混乱付与と仲間のHP回復を行なう ミドリペングー 遠距離攻撃でDEFダウン シロペングー AGLダウンと即死攻撃を使う みーしぇの挑戦(隠し) 期間:インターミッション:テーマパークイベント時(残りチケットが2枚の時) 報酬:2000ミラ 取得DP:5+? テーマパークのチケットが残り2枚の時に休憩所へ行き、 店の側にいる「みーしぇ(ピンク色のみっしぃ)」に話しかけると発生。 挑戦を受けると、同行キャラの選択をすることになる。 選択したキャラの絆ポイントを獲得。 挑戦が終了するまでアトラクションの利用は出来ない。 挑戦中に中央みっしぃ花壇前に居る「みっしぃ」に話しかけるとギブアップも可能。 下記5ヶ所で順番に発見 占いの館 中央みっしぃ花壇裏 観覧車右側の左の植木裏 ホラーコースターの左上の石像の裏 鏡の城入口右(店員の右) 終わると、「キング・オブ・かくれんぼの称号」と「みーしぇストラップ(命中+50のアクセサリ)」が貰える。 コメント ※情報を反映した際にはコメントを削除することがあります。 みーしぇの挑戦は、残り2枚の時みーしぇと会話→かくれんぼ保留→チケット1枚使ってからだとできない様子 -- 名無しさん (2011-10-02 00 37 57) ペングー戦時の装備変更って2章でしかできない? -- 名無しさん (2011-10-05 10 18 39) 開始からロイド一人か男性メンバーのみだから無理と思われ -- 名無しさん (2011-10-20 15 32 35) 合体技1発でペングー全滅させましたが? -- 名無しさん (2011-11-01 18 49 38) ミーシェのかくれんぼ 4回目の観覧車出口上付近の木陰に隠れてました -- Mairu (2011-11-01 22 06 00) すいません、三回目でした、、、 -- Mairu (2011-11-01 22 06 57) ペングー戦隊戦時のキーアに対してアイテム(料理含む)、回復アーツを使用すると効果もありボイスもあるのですが、補助系アーツはレジストされてボイスもありません。ティオの「ゼロ・フィールド」もレジストされたので、補助系全てがレジストされるものと思われます。(料理でもステータス変化はなし) -- 名無しさん (2012-01-10 23 31 41) ティオかわいい -- 名無しさん (2012-03-03 18 56 21) 禿同 -- 名無しさん (2012-03-03 23 02 47) 私 -- 名無しさん (2012-05-05 09 04 40) なんでキーアLv.8なんだよw 今までに戦って勝った事あんのかwww -- 名無しさん (2013-10-07 01 10 28) キングオブかくれんぼの称号マジで欲しい -- 名無しさん (2013-10-19 20 29 12) エヴォリューションにて水着切り裂き事件の調査のおとりキャラの一枚絵追加あり -- 名無しさん (2014-06-15 10 32 15) 水着切り裂きはto be continuedの一枚絵と同じ人が描いたみたいだね -- 名無しさん (2017-06-18 16 12 19) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/zeromoon/pages/137.html
前ページ次ページゼロとさっちん 弓塚さつきは吸血鬼である。 吸血鬼ではあるが、その身に神秘を積み重ねていた訳ではない。 遠野なる混血のお膝元である三咲町で生まれたことを鑑みれば、あるいは何某かの異種の血に連なる者であったとしても不思議ではないが。 仮にそれにしたところで、混血のことも魔のこともまったく知らなかったのだから、血脈の端の端にぶら下がる程度のものだったろう。 彼女が一晩にして死者だのなんだのという経緯をぶっちぎって吸血鬼――死徒にまで至ったのは、あくまでもその身に宿っていた霊的な資質が桁違いであったからだ。 何年かに一度の逸材、というのは彼女自身には自覚のあったことではないが、しかし紛れもない事実なのだ。 過去の二十七祖に届く――と言うのは推測ではあっても大げさなものではないのである。 少なくとも、それはつい何ヶ月か前に証明されている。 ワラキアの夜の残滓と、 埋葬機関の代行者と、 混血の者たちの棟梁と、 退魔の末裔たちと、 エルトナムを継ぐ者と、 そして。 真祖の姫や、魔法使い―― そんな化外のモノたちの跳梁する町を、彼女は駆け抜けた。 それが虚言の夜の続きであったとしても、彼女が圧倒的な存在に対して我意を貫いたのは紛れもなく真実だ。 そして恐るべきことは、それを成し得た彼女が、弓塚さつきという死徒は、そこに至るのに閲した時間がただの一年ほどであるという嘘のような事実である。 もしもさつきが神秘に挑む者であるのならば、ただ欲望のままに力を求めて血を欲する吸血鬼であったのならば。 その果てに、あるいはとてつもない魔人の領域にすら達したかもしれない。 しかし、それはまだifの物語である。 今の彼女にはそれを求める理由がない。 ただ、時にその力の一端を垣間見せているだけにしか過ぎない。 それでさえも、その力は恐るべきものであったが。 そう。 それは彼女の力の一端であり。彼女そのものであった。 虚言の夜の化外の跋扈する街で、弓塚さつきという半端者のミディアンを生き延びさせ得た力。 固有結界―― 世界を己の世界(こころ)で塗り潰す、魔法に非ずして魔法の領域にある神秘。 それが。 その力が。 その世界が。 今、ハルケギニアなる異世界を塗り潰す。 「なん……だと……?」 ワルドは、いつの間にか花園の中にいた。 夢か、幻か。 数々の窮地を潜り抜けた彼をしてとっさには判断がつかぬ事態であった たった数瞬前まで礼拝堂であった空間の天井には青々とした空が広がり、床は大地となっていた。 少し遠くにあるのは清浄な水を噴き上げ、滴と虹を生み出す噴水。 彼方を流れ行く雲。 地を覆い尽くす柔らかく明るい色彩は、名も知れぬ花々だ。 視界を横切って舞い散る花弁は、ワルドの生み出したトルネードカッターによるものであったと知れたが、それだけが彼がこの世界が現実と判断できる全てであった。 その三つの竜巻でさえも、閉鎖された空間から開放された反動か、彼女とそれを囲む自分たちの、さらに外縁にまで遠ざけられていた。 いや、それはおかしい。 (――何をされた!?) 漸く、気づく。 本体を含めた四人のワルドは、それぞれがさつきを対角線の交える処に置いた四角(スクエア)を形成する位置に立っている。 ついさっきまで三人のワルドがさつきを包囲していた。 本体のワルドが入り口でルイズと皇太子を阻んでいた。 それなのに。 いつの間にか、四人でさつきを見ている。 視点の中心にいる吸血鬼を見ている。 さつきは喉を押さえて―― 断絶魔の如き、しかし声なき声を上げた瞬間。 さつきがしゃがみこみ、弓なりに背をそらした刹那。 世界はさらに反転した。 枯れていく。 さつきの足元から、草花が枯れてゆく。 それは風が草叢を揺らすかの如き迅速さで、大地の全てを枯らしてゆく。 いや、それは大地だけではなかった。 あの青々とした空はいつの間にか赤黒い色に染まり、あれほどに豊富に水を湛えていた噴水は打ち捨てられたかのように乾き、罅割れていた。 ワルドは理解した。 理性ではなく、本能に一番近い部分で理解した。 (世界そのものが――) 枯れて、乾いているのだ。 世界の変容を正しく認識できていたのは、ワルドだけであった。新たに世界が作り変えられ、なおそれが枯渇していく様をはっきりと近くできたのは彼だけだ。 それはまさに瞬く間に起きたのだから。 ルイズもウェールズでさえも、あの美しい庭園の姿を目に留められていない。 刹那の、あの明るくて柔らかくて、幸せという言葉に事象(かたち)を与えたかのようなさつきの心(世界)を記憶できていない。 気づいたときには枯れていた。 しかしそれでもなお、ルイズの目から涙が零れ落ちた。 何が起きたのか彼女にだって解らない。 解らないが、これは彼女の使い魔の起こした現象で、この世界が彼女の使い魔の心を具象化させたものだと。 (なんて、悲しい世界) 枯れ果てた草花で覆われた大地は、水の尽きた噴水は、そのままさつきの餓えと乾きを顕しているかのようだった。 赤黒い空は、希望の果てたことを示しているのだろうか。 これが弓塚さつきの世界(こころ)。 彼女の使い魔の世界(チカラ)。 固有結界・枯渇庭園 前ページ次ページゼロとさっちん
https://w.atwiki.jp/zero-one/pages/10.html
■「仮面ライダーゼロワン プログライズキー おもちゃ情報」の内容について書き込む為のコメント欄です。wikiの間違いや改善案・商品のラインナップについての書き込み、編集後にひと言書き込む等の場合に使ってください。 名前 コメント すべてのコメントを見る